2001/12/15 感情の感応と期待に応えようとしていただけの事 何てこった。 解ってしまった。気付いてしまった。 否、本当は気付き初めていたんだけどずっと認めずにいた事が、露わになってしまった。そんな事ないって、自分に云い聞かせ続けていたのに。崩壊した。 私がやりたい事は芝居。 中学高校とずっと続けてきて、私にはそれしかないってずっと思い続けていた。 でもそれは思い込みだった。 人生の中で役者の私が一番誉められたから、これなんだと思い込んでいただけで。 芝居をやってたり芝居をやりたいという友達の感情に、感応していただけで。 知らず知らずのうちに寄せられた沢山の期待に応えようとしていただけで。 私は本当に芝居がやりたい訳じゃなかった。 本当はもっともっと、やりたい事があった。 今日は稽古の日だったけど行けなかった。否、行かなかった。 私の19年間は何だったんだろう。 それはもう幼稚園の頃からの事だもの。私にはこれなんだって、思ってた。 目標として、座標として立てていた物は、全部私が勝手に作り上げた物。 本当にやりたい事、私にはあったのに。 あったのに。 あったのに。 幼稚園の頃からの、役者の私に向けられる沢山の賛辞の声に勘違いしてた。 学生時の部活でのツレたちとの楽しい時間が『芝居』だからだと思い込んでた。 芝居が好きなツレの感情に感応してた。 役者の私に向けられる期待に応えようとしていた。 全部、私の感情じゃない。 私は芝居なんかなくたって、生きていける。 |